看護師として活躍する際に、気になるのが育児とのワークライフバランスの問題です。もちろん、看護師の仕事はやりがいがありますが、ただでさえ大変な育児との両立となると、どうしても困難が伴うものです。そこで、まず大切なのが育児中でも働きやすい環境を探すことでしょう。勤務先に院内保育が完備されていることはもちろん、中には学童保育にも対応した院内保育園もあるので、探してみると良いかもしれません。また、シッター代や保育費の一部を勤務先が負担してくれたり、学費補助や進学補助制度があったりという場合もあります。

さらに、老人介護施設や慢性期医療の病棟など、高度な技術を必要としない職場を選ぶのも良いかもしれません。子育て環境の整備された職場や日勤だけの職場なら、子育て中の看護師の比率が大きいので育児に関する看護師同士の支援も期待できるでしょう。土日が休みのクリニックなら運動会等、子供の行事にも参加することも可能になります。その場合は、休日出勤がないことを事前に確認しておきましょう。

育児との両立でコツになるのは、とにかく頑張り過ぎないということです。完璧を求め過ぎてストレスを溜めこんでしまうのは、心と身体の健康には悪影響になりますよね。任せられることは親やパートナーにやってもらう、サボれる家事はサボってもかまわないなどのルールを決めておきましょう。全自動の家電を取りいれたり、買い物は宅配で済ますなど様々な工夫で家事負担を少なくするのも大切なことです。